時々ギャラリーのお客様から手持ちの絵のフレーミング(額装)を頼まれる。 そしていつもリクエストは「おまかせで」という言葉。おまかせが一番難しい・・・ 作品の持つイメージ、どこに飾るのか、どんな風に見せたいのかなどなどを話の中から聞き出して、額の色、幅、質感、マット幅などを決めていく。この過程はすべて頭の中でイメージしながら進めていくのでかなり真剣。1枚の絵の額装を考えるのにに2時間以上かかることも・・・・ そして、仕上がりの作品をお客様が見て喜んでくれた時の充実感。
この過程すべてはモデルさんをMake-Upする時と同じ。
眉の色を濃くするだけで意志の強さを表現したり、赤い口紅でセクシーにしたり。しかし同じ赤でもキュートな赤~グラマラスな赤まで幅があるのでひと工夫を。シチュエーションやどんな印象を与えたいかによってどの色を組み合わせるか、肌の質感(ツヤ・マット)を表現するか・・・などなど頭はフル回転。
ってことで、Make-Upとフレーミング(額装)は両方とも、もともとあるものをさらに美しく、魅力的にするためのもので、決してメインにはなってはならないけれど、重要なものであるという存在なのです。
脇役の役者さんにも素晴らしい方がいるけど、共通点を感じる。
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