2022/01/13

沖縄っぽさ?

沖縄に移住してからすぐにコロナが始まり、その影響もあって行きたいリストに入れていてもまだ行けてなかったり、気に入ったお店なのに行く回数が減ってしまったりと寂しい日々が続いている。今回もまた、1月9日から県の要請で営業時間や酒の提供などに制限ができてどこもとても大変そう。できる事と言えば、取り敢えずお店に行って食べて応援することかと …ということで、先日2年前のオープンしたての頃から通っている中華料理屋さんに久しぶりに行くことに。

食事が終わって厨房の大将と話す時間があったのでお互いの近況報告や世間話を。

この時の世間話で、沖縄に移住してから約2年3ヶ月のあいだ疑問に思っていたことがなんとなくわかった気がする。



美味しいものを食べたら『美味しい』 素晴らしいものを見たら『素晴らしい』

相棒も俺も躊躇なく口に出してしまう。お世辞でなく本当にそう思えば、言葉にすることは自分達にすれば当然なこと、いや、そうせずにはいられない。特に飲食関係となれば、作った人への感謝とリスペクト的な気持ちを込めての『美味しかった』『ご馳走様でした』は直接言いたい。

美味しい料理は人を気分よくさせる。そして、気分良くなったらその気持ちを作り手に伝えたい !! 伝えるべき !!  と2年3ヶ月前まではそう思っていた。


沖縄でも美味しいお店、自分達が心地いいと思えるお店を見つけ、まぁまぁ近所の何軒かは結構な頻度で通うようになった。どこの店でも食後に飲み物を出される時に『美味しかったです !!』と言うと、軽くコックんと頷いて厨房へ。お会計の時に再度『美味しかったです』と言っても小さく本当に小さくコックん。 的なほぼノーリアクション。
なんか怒ってる?とまではいかない微妙なコックん。

毎回こんな感じで、美味しいから通っているのになんでコックんなのかな~、変だな~と不思議に思ってた。

こんな感じのお店が1軒2軒じゃなく何軒も。
でも怒ってはいなさそう !!  でも美味しい !!  だからまた行く !! でも理由を知りたい !!


ってことで、思い切って中華屋料理屋さんの大将に聞いてみたところ、沖縄の人って南国の陽気な気質に思われがちだけど、本当にシャイな人が多くて、自分の気持ちを表すのが苦手なんだと。お客もあんまり『美味しい』とかってわざわざ言わないから、お店側もそれに慣れてるのかもしれないね …とのこと。確かにレストランに行った時にちょっと観察してみると、地元の人たちはあまり『美味しい』とかって言わないみたい (めちゃくちゃ美味しくてもね)

そして、中華屋の大将が一言『自分の作った料理が美味しいて言われたら絶対誰だって嬉しいですよ。自分だって嬉しいけどなんて返せばいいかわからない … 』だって

あ~やっぱり沖縄っていい !! 

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